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【速報】参院選2016北大生の投票率◯◯%!! 住民票がネックか

道外出身者の陥る住民票の罠

道外出身の学生が7割程度を占める北海道大学。住民票を地元に残したまま北大周辺に引っ越してくる学生が多くいる。それ故に選挙投票に問題が生じている。

まず住民票を移さないとどうなるか。「地元に帰って投票する」か「不在者投票をする」の二つの選択肢がある。地元が遠方にある学生にとっては不在者投票が現実的だろう。
住民票を移しても居住自治体で投票できない場合もある。住民票を移動させてから3カ月の間は新しい居住地での投票はできず、不在者投票を行う必要がある。

この住民票の移動・不在者投票が、選挙のハードルを高くしている。選挙への関心が低い、もしくは関心があるがフットワークの重い学生にとっては、「不在者投票」=手続きが必要→面倒→別に投票しないでいいや という思考回路に陥ってしまう(2014衆院選の時の私がまさにそうだった)。今年4月の千葉大の調査では、地元から転出届を出していない千葉大生の投票率は21%であったという(http://thevote.jp/tokushu/2016/04/chibauniquestionaire/)。住民票移動・不在者投票のハードルが若者の投票率の低迷を招いている大きな要因の一つであることは間違いない。

不在者投票簡単な3ステップ

面倒くさがりな北大生・その他学生に紹介したい不在者投票の簡単な方法。

【1】とにかく「不在者投票宣誓書兼請求書 自治体名」でググれ!必要な書類を手に入れろ!
大学生らしく潔くググろう。一発で必要な書類までたどり着ける。レッツダウンロード。
ダウンロードしてしまえばあとはやるしかない。ここが一番の労力かもしれない。

【2】「不在者投票宣誓書兼請求書」を住民票のある選挙管理委員会へ送付する!
必要事項を書き込む、内容は簡単。あとは郵送するだけ。

【3】郵送された投票用紙、不在者投票用封筒(内封筒・外封筒)、不在者投票証明書を滞在先の選挙管理委員会に持参し投票
投票用紙が郵送されてくる。ここまで来ればあとは簡単。住んでる自治体で投票を済ますだけだ。

これですべてだ。本当に難しいことはない。ダウンロードがすべてだ。あとは惰性で何とかなる。

最後に

アンケートを行った際、印象的だったことがある。

「投票に行かなかった」と答える学生の多くが、とかくバツの悪そうな、なんとなく居心地が悪そうな表情をするのだ。彼らの多くは「住民票を移してない」「はがきをなくした」「別の予定があったから」と、自分の意志とは関係ない外部要因にその責任を押し付ける。テレビでよく見るような「選挙よくわからないし、行っても意味ないから」「選挙に興味がない」といった政治に全くの無関心であるような意見は、北大生にはあまり見られなかった。

つまり、選挙に行かなかったことに何かしらの負い目を感じているのではないか。「意識低い自分」に胸を張れず、心のどこかしらにわだかまりを抱えている。「住民票を移していない」や「不在者投票のやり方が面倒」は、「選挙に行かない」「政治に興味のない」大学生にとって自分を正当化する体のいい理由・言い訳になってしまっている。

「行きました!」と回答した学生達は、非常に堂々としていた。いっそ、投票をしない学生は本当にしょうもなくダサい、といった風潮にならないものだろうか。

 

普段下ネタばかり載せているJagaJagaであるが、この記事が一人でも多くの北大生に届き、投票する北大生が一人でも増えれば、JagaJagaにも意味があったということだろう。

 

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