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【留学図鑑③】就活前に「老後生活」はじめました。

こんにちは!農学部農業経済学科4年の芦澤万里音です。
私は現在、フィンランド、ヨエンスーにある東フィンランド大学に交換留学生として来ています。今年の1月から12月まで、2セメスター分、経済学部に所属します。ざっくりいうと、単純にフィンランド住みたい~くらいのノリで来てしまったのですが、自分の直感は間違っていなかったと半年たった今思っています。
ここでは、フィンランドとヨエンスーのいいところを小出しにしつつ、日常の様子を書いていきます。交換留学先としてでなくてもいいので、フィンランドとヨエンスーに興味を持ってもらえたら嬉しいです!魅力あるところなんです。

ヨエンスー?なぜここ?

フィンランドの東側、地図だと霜降り肉っぽく見えるあたりにあります。ヘルシンキからは電車で5時間ほど。「割と遠いね。」という道外出身者が北海道旅行するときに気づくあれは、ここでも起こります。

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行き先を決め、留学することになるまでの経緯ですが、大学1年生の頃から、なんとなく留学生として海外に住んで大学に通いたいと、はっきりした理由はないけどなぜか強い意志があって、というところから始まります。2年生から農業経済学科生として生活する中で、広くいろんな人の生き方、食とか農とかについてお話ししたい!という気持ちと、自分の時間があるってよい!という気持ちが生まれました。
フィンランドという国は、何か惹かれるものがあったのと、ここなら絶対静かにゆっくり過ごせる!という確信のもと選びました。要するに直感です。
大学は、農学部がなく、これまでと違った環境に身を置いて勉強できる、地方に行ってみたい、というところから縁あって東フィンランド大学ヨエンスーキャンパスに決めました。いろんなそれらしい理由を並べて留学にきましたが、1年間住みたいところに住もう、というところが実はメインの目的です(ボソッ)。
私なりに自分のためになることを考え選択した結果です。

留学始まってから。

来てすぐの1月は、寒い!暗い!高い!(物価が)の三拍子で何もする気になれず、自分の欲すべてを抑え込んで悟りを開きかけました。

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少しして、冬の間は服のバリエーション少ないだの見た目ダサいだの言ってる場合ではない、生きねば!
日光不足にはビタミンDのタブレットが結構効く!自炊すればかえって日本にいるときより安いし、少しくらい物がなくても工夫次第でなんとかなる!とそれぞれ解決策を見つけました。

生活にも慣れてきたところで、家と学校の往復だけでなく、活動の幅を広げたくなり、北大でいくつか入っていたサークルと同じことを出来る場を探しました。しかし、こっちで同じことをやろうとしてみた時に、時間を割いて打ち込むほど意外と好きじゃないかも…と思っている自分に気づきました。団体に所属して、目的を共有して満足しているようなところが私にはあったようです。そこでシンプルに、学校の授業をきちんと受け、身の回りのこともきちんとやることにしました。
あと、すごくよく寝ました。

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ここで少し学校の様子を紹介します。授業は講義形式、グループワーク、web上で各自進める、指定された本を読みテストを受ける、などが主な形です。時間割がなく、毎週決まった時間に授業があるわけではないので、空いた時間がかなりありました。また、違う学部の授業もとることが出来るので、おもしろそう~と思った授業をとっていました。
フィンランドの大学は学費がかからず、毎月まとまったお金ももらえるので、ゆっくり丁寧に勉強しているなという感じでした。学部関係なく、修士課程まで進むのが一般的のようです。

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最初は、サークル活動もあまりないし、お店もすぐ閉まるし、家で過ごす時間たくさんあるけど、何もない、美しい森と湖はあるけど…だからといってどうすればいいんだ…と日本にいる頃は~だったのに、とか、日本には~があったのに、とか、何につけても自分の国では…という考え方をしていました。
その国それぞれにそこに住んでいる人々にあった生活の形があるし、どっちが優れているかという考えはやめました。いまこの国とっても好きです。森と湖だけでなく、これ守りたい大切にしたい!って思えるところがたくさんあります。人に関して、パーソナルスペースをとっても取るけど、冷たいわけじゃなく、話すと親身に答えてくれるところなど、好きです。

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最近は、フィンランドに住んでる人のことをもっと知りたい!と思って、お家にお邪魔させてもらったり、農園にお手伝いに行ったりしています。
畑仕事やったり、ご飯作って食べながらお話しするということはもともと好きだったのですが、それに加え、それぞれのこだわりや考えが垣間見え、新鮮です。親しくなって、信頼関係を築いた人から聞く情報は重みと温かみがあって身にしみます。そういう感じで、ちょっとずつ視野を広げていきたいなと思っています。

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就活前に老後みたいな時間のある生活を体験し、かつ自分を見直すことが出来てよかったです。特に熱い思いをもって勉強したい学問もまだない、卒業後のことも何も考えていないという私でしたが、生活を通して少しずつやりたいことも見えてきました。

フィンランド語と日本語

ちょっと思ったこと書きます。
ヨエンスーの町を歩いているとき、現地の人に何度か日本語で話しかけられることがありました。結構ビビりました。耳慣れた言葉が突然聞こえるのと、えっ、なんでそんなに知っているの? というダブルでビビりました。興味があって、独学で~でこんなに話せるのかと。話を聞いているとフィンランド外にフィンランド語話せる人なんていないよ。だから、英語しゃべれるようじゃないと。みたいな潔さを感じます。英語くらいちゃっと覚えて他のおもしろそうな言葉やろうみたいな感じでした。かたや自分は日本にいるとき、留学生に対して、少しは日本のこと知ってるしょ、日本にいるから日本語も少しは話せるしょ。と思ってしまっていました。話者数は違えど、英語と似ても似つかない言語という点ではフィンランド語も日本語も同じようなもの。

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北大では、留学生とうまく話せなくても現地学生としては特に痛手を被ることなく過ごせたけど、外国人という立場になってみて、えっ、英語通じない、フィンランド語もよく分からない…ていう場面は、何が何だか分からなくて大変でした。日本語話せる人ってどこにもいるのね!感動!とうれしくなっちゃうだけじゃなく、話せるのは当たり前じゃないんだなあというのを忘れないようにしようと思いました。

あと、言葉を学ぶうえで、興味があって!というのはすごく強いモチベーションなんだなと感じました。日本語に興味持ってる人多くてびっくり、language exchangeしたら覚えるの早くてびっくり。自分も初めて、積極的に言語を学んでみたい!という気になりました。日本にいたときは英語やっときゃいいか~と、しかも低いモチベーションしかなかったけど、何かが変わりました。どうでもいいことですが、パーティーをするときは日本食はSUSHI以外にもあると伝えたい、と常々思っているのですが、ZANGIは大体ウケが良いです。ありがとう北海道。

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最後に

留学に来る前、いろんな局面で、やっぱ辞めようかな…これでいいのかな…とうじうじしていました。
学びたい学問もはっきりしていないし、目的も弱いし、このまま行ったら留学失敗!になっちゃうパターンでは…と悩んだわりに結果オーライなことも多く、来てよかったなと思っています。自分の直感は間違っていなかった!人によって場所、目的いろいろだと思いますが、多分、来なきゃよかった!!っていう留学はないはず。

以上です。では!

 

 

 

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最近の口癖は「それ、いらなかったらもらいます」