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「家、ついて行ってイイですか?」北大生ver. vol.1

 

JagaJagaも5月末に始まって早4カ月になりまして、(まあ夏休み中は活動休止していたので実質2カ月ですが)、最近サイトのほうもリニューアルしました。記事も、この4カ月で50本近くの記事を上げてきました。仮にも「北大生応援メディア」と銘打っている我々、魅力ある北大生を数多く取り上げてきました。アイスで起業した「たか~ぎパパ」から寄生虫に狂った「寄生虫女」まで、彼らの活動や経歴は見ていてまぶしいほどであります。

しかし我々はふと疑問に思いました。

「こんな立派な北大生ばかり取り上げてよいのだろうか」と。

話は飛びますが、テレビ東京の「家、ついて行ってイイですか?」という番組をご存じでしょうか。

終電を逃した一般人と交渉し、テレビ局側がタクシー代を出し一般人を家まで送る代わりに、家の中までついて行って取材する、という企画の番組です。深夜、急に訪れる家はその人の人生ドラマが手つかずのまま散りばめられています。素人独特の癖の強さと飾らない姿勢、編集の力が合わさって、観ていてめちゃくちゃ面白い番組になってます。

 

こ れ だ 。

我々は過ちを犯していました。我々JagaJagaは、あまりに立派な北大生ばかりを取り上げてしまったのであります。「北大生応援メディア」と題しながらも依怙贔屓をし、「ふつうの北大生」には目もくれず「スーパー北大生」ばかりを追っていたのです。

 

我々はもっと素のままの北大生の姿を伝えたいのでは?

 

読者側だってそうでしょう。毎日ステーキや寿司みたいな派手で素晴らしい飯ばかり食べていたらじきに飽きてしまう。時には納豆ご飯やうどんのような素材素のままの記事が必要なのではないのか。

そこで、堂々とパクらせて頂きましょう。

 

「家、ついて行ってイイですか?」
    ――北大生ver.

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今回の企画概要

 

今回、テレ東の企画をパクるにあたり、2点変更を加えました。

 

まず第一にテレ東が取材料としてタクシーで家まで送るのに対し、JagaJagaでは飲み屋で一杯奢ることに。北大生、だいたい家が近いので。『飲み屋で酒を交わし、仲良くなってそのままの勢いで家に行く』、そんな寸法です。聞こえようによってはヤリチンの手口にも聞こえます。

次いで、本家では終電を逃した人々がたむろする深夜の駅付近で取材対象者を募りますが、JagaJagaでは北大構内で道行く北大生を捕まえることになります。さあ、ハードルの高さが見えてきましたでしょうか。

 

いざ、ターゲット探し

 

19:30、北大メインストリート。

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北大の動脈ともいえるこの通りで、「家ついて行ってイイですか?」という怪しさ満点の紙を手に持つ編集部。心なしか道行く人の視線が冷たく感じます。「誰にも相手にされずに終わるのでは…?」という不安を必死に抑え、道行く人に声をかけます。 パッと見、新手のナンパ師か美人局です。

 

北大生 一組目

 

記念すべき一組目の北大生はこちら。

img_2095柔道リオメダリスト 海老沼匡を彷彿させる優し気なお兄さん。自転車をわざわざ降りて話を聞いてくれます。


―すみません今こういう企画やっているんですが…

海老沼「あー、僕はいいんですけど…うちシェアハウスなんですよね…」

聞くと、彼は北大ヒグマ研究会の会長で、研究会のメンバーたちと同棲しているとのこと。一瞬ヒグマの巣穴のような場所にクマ男たちが群れている図を想像してテンションが上がったのですが、

海老沼「僕は構わないんですけど、先輩が嫌がると思うんですよぉ」

と先輩熊に責任を擦り付ける海老沼。

海老沼「JagaJagaガンバッテ~」

と去り際のエールに背中を押され、次の獲物を探す編集部。

ヒグマ研究会

 

北大生 二組目

 

延々とこのナンパのような行動が続くのか、ある種の恥ずかしさも混じりながら二度目の交渉。今回は北図書から出てきた二人組の男性たち。

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―すみません

「はあ」

―私達JagaJagaというwebメディアを運営しているものなのですが…

「はあ」

―これからお暇ですか?今なにしてらっしゃったんですか?

「あー、今まで北図書で滋賀県民会のメンバーを勧誘していました。」

―(そんな県民会あったのか)

「これ、何の企画なんですか?」

―あの、いま『一杯奢るんで、家までついて行ってイイですか?』という企画をやっておりまして…

「はあ」

―一杯奢るので家までついて行ってイイですか?

「…いいですよ」

―(やっぱり無理か~)「…え?」

 

え?

まさかの成功であります。逆にびっくり。開始10分のゴールに動揺を隠せません。北大生も捨てたもんじゃありませんね。

かくして、今企画、スタートです。

About ヤマモト ヒロキ

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JagaJaga編集長。寒いのが苦手。