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#札幌discoverの生みの親ってどんな人??

2019年11月。
札幌でのオリンピック・マラソン競技の開催が発表されました。

東京であれば、ランナーが走るコースに数々の名所がある。
しかし、北海道にはなにもない。
Twitterでは #札幌dis というネガティブで攻撃的なハッシュタグが話題となりました。

そんななか生まれたのが #札幌discover です。

このツイートをきっかけにポジティブなハッシュタグ・#札幌discoverは、札幌にとどまらず、全道、そして日本全国の人を巻き込む、大きなムーブメントになりました。

…と、簡単に#札幌discoverの流れをご紹介しましたが、もうすでにご存じの方が多いはず。
しかし、”ハッシュタグの生みの親”がどんな人なのかご存知の方は、そう多くはないでしょう。

#札幌discoverを作った人はどんな人なの??

そこで、今回は、ハッシュタグの生みの親で、浦幌地域おこし協力隊の古賀詠風さんと上川地域おこし協力隊の絹張蝦夷丸さんのお二人にお話しうかがいます。

学生時代をすごした札幌

遠軽出身の古賀さんと湧別出身の絹張さんですが、お二人とも学生時代を札幌で過ごされたそうです。

絹張さん:高校進学のときに、地元・湧別から札幌にきました。そのまま大学も札幌で、北海学園大学に入ったんです。全然、学校行ってなかったですけど(笑)

ー大学行ってなかったんですか?

絹張さん:高校時代の友達と、北海道から沖縄までヒッチハイクしたりして、遊んでばかりいましたね。

古賀さん(左)と絹張さん(右)

ー古賀さんは?

古賀さん: 僕は、大学入学後のモラトリアムな時間がいいなと思い、遠軽高校から北大に入学し教育学部へ進みました。 高校時代は文武両道を全員が強制される学校だったので、今考えるととても視野が狭かったですね。

ー北大で教育学部を選ばれたのはどうしてなんですか?

古賀さん:文武両道の厳しい高校でしたが、唯一、担任の先生が”やばい先生”で。

ーやばい先生??

古賀さん: 金魚を飲み込んで吐き出すのが特技で、教員やりながら株で儲けていたり、生徒の受験応援のために真冬のオホーツク海に飛び込んだり、とにかくピエロみたいな人でした。

僕にとってこれまでの人生で会ったことのない種類の人だったんです。

ー それは、やばい先生ですね…。

古賀さん:けれど、周りに流されないで自分の頭で考えてやることをひたすら伝えたうえで、変なことをする先生で。

それに、だれよりも生徒を”ひとりの人間”として見てくれる人だったんです。その先生に後押しされたこともあって教育学部に進みました。

ーとても素敵な先生だったんですね。

古賀さん:結局教員にはなりませんでしたが、高校時代の経験や恩師からすごく影響を受けていますね。

僕が高校生の時に視野が狭かった分、大学時代はたくさんの人に出会って、いろんな価値観に触れることができました。それをもっと地方にも広げたい。浦幌の子供たちと活動したり、高校生と一緒にいろんな将来の選択肢を考えたりするうらほろスタイルの活動が僕の仕事です。

北海道は好き?嫌い?

ーお二人とも現在は地域おこし協力隊として各地域で活動されてますが、やはり地元や北海道がお好きという思いからなんでしょうか?

古賀さん:僕は好きでもないし嫌いでもない、好きだし嫌いでもあるって感じですね。ただ切っても切り離せない”地元”なのかな。難しいですね~。

絹張さん:僕は、学生時代、ヒッチハイクで日本全国めぐりましたが、北海道が一番いいと思いますね。地元の湧別も大好きです。

ーけれど絹張さんは、まだ湧別には戻ってないですよね?

絹張さん:キャンプしても釣りしても、何をしても楽しいのが湧別です。みんなに知られたくないと思うほど好きな場所ですね。僕が最後に帰る場所として大切にとっておいてます(笑)

絹張さん:ただ、湧別に帰らないにしても、札幌を離れようとは考えていて。そんなとき、たまたま上川の地域おこし協力隊の案内を見つけたんです。それが、僕がやってるキヌバリコーヒーとめちゃくちゃ似たデザインのロゴだったんです。それにカフェ起業の募集をしていて。

ーまさに運命ですね。

絹張さん:就活したこともなければ、ちゃんと就職したこともないので、ビジネスマナーを全く知らない。でも一緒にやっていくのは役場の人。

最初はうまくいかなくて悩むこともありましたが、同じようにいろんな地域で活動する人にアドバイスをもらって頑張ってますね。

ー北海道で働く”おもしろさ”ってなんなのでしょうか?

絹張さん:北海道は、ほかの地域に比べて歴史が浅い分、慣習とかカルチャーがまだ薄いですよね。もちろん、すでにあるカルチャーを楽しむほうが好きな人もいます。

けれど、僕は、自分たちで文化を作れるほうがおもしろいと思うし、もしその文化が残っていったらよりおもしろい。それこそが”今”の北海道でしかできないことなんじゃないかと思うんです。

札幌を離れ、各地で活躍する#札幌discover生みの親のお二人。
それぞれの方法で、北海道をより魅力的にするためにアプローチする姿が印象的でした。

古賀さん、絹張さん、ありがとうございました!

せわしない日々のなかでは”なんとなく”暮らしてしまいがちです。
けれど、ふと立ち止まってみると…
「北海道って、気候も食べ物も景色も人も、すべてが最高な場所じゃん…!!」

マラソン競技に適した場所ではないのかもしれないけれど、だからといって北海道に”なにもない”わけではありません。

自分の暮らす街を愛し、誰かが暮らす街も好きになれたらいいなと思います。

以上、なかいがお伝えしました!

古賀詠風さんTwitter:@eifu0402
絹張蝦夷丸さんTwitter:@kin6r
キヌバリコーヒーHP
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About なかい りよう

なかい りよう
1999年生まれ。静岡出身。中学・高校と部活漬けの毎日を過ごす。 その後、痔と血尿に悩まされる受験生活をへて、晴れて北海道大学に入学。 直近1年間のマイカー走行距離は32000Km。 趣味は、温泉・クリームパン食べ比べ・札幌-静岡間長距離ドライブ