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梅干しから梅農家を 農業をかえる ~梅ボーイズ~

おにぎりの”具”といえば、 鮭に、昆布に、おかか、そして、ツナマヨや明太子などなど、数えきれないほどの種類があります。

さまざまな”具”に浮気しながらも、最終的に梅干しに戻ってきてしまうのが日本人の性ではないでしょうか。

…ということで、本日お届けするのは梅干しの話題。
札幌を拠点に「梅農家が誇りを持てる梅干しを作りたい」 と活動する梅ボーイズの山本将志郎さんをご紹介します。

梅農家が誇りを持てる梅干し

山本さんのご実家は代々続く和歌山県の梅農家。
現在は、お兄さんが後を継がれているそうです。

一方山本さんは、北大の薬学部へ進学。
大学卒業後は普通に就職するつもりでしたが、帰省した時には梅農家のお兄さんを手伝っていたそう。
「けれど、兄は市販の梅干しを食べないんです」と山本さん。
一般的な甘い梅干しを食べない梅農家は、山本さんのお兄さんに限らなかったといいます。

梅干しは加工食品。
梅農家が自分の梅を漬けるわけではありません。
「どんな梅を作っても、調味料によって均一な味になり、梅の違いが分からなくなってしまうんです。」
梅農家にとってよりおいしい梅をつくるためのモチベーションもない状態でした。

梅農家が自分の梅に誇りを持てる梅干しをつくる
就職先も決まっていた山本さんですが、梅農家の現状に突き動かされ梅干しの道へと進むことにしたのです。

梅本来の味がする梅干し

調味料で均一な甘い味にしない、梅本来の味がする梅干しづくり研究が始まりました。塩漬けの塩分濃度を変えたり、そもそも塩の種類を変えてみたり。
ここで、北大薬学部で培った研究技術が活きてきます。

山本さんの研究によって生まれた梅の味のする梅干し。
現在では、道内外・18店舗の飲食店で食べることができるそう。

取り扱い店舗はこちらをチェック↓
https://umenokuni.com/%e6%a2%85%e3%83%9e%e3%83%83%e3%83%97

また、梅ボーイズHP「梅の国」では、梅干しはもちろんのこと、無添加の梅酢で色づけしたかわいらしいお塩「梅塩」などさまざまな梅商品を販売しています。
こちらも要チェックです!

梅に留まらない 日本のすべての農業へ

山本さんのご実家がある和歌山県みなべ町は、人口の4分の1が梅農家だそう。
「だからこそ、自分の梅が加工されてできた梅干しに誇りをもっていない、栽培も楽しくない、過疎化も進む状況に危機を感じたんですよ」と山本さんはいいます。

梅農家が自分の梅に誇りをもてる仕事ができたら、きっとほかの作物の農家さんも誇りをもって楽しく仕事ができる。そうなれば梅農家に限らず、日本の農業全体の新規就農も増え、日本の農業を変えることができるはず。それが、梅にとどまらない山本さんの夢です。

「そのために、まず目の前の梅干しで梅農家を変えていきたいですね」

日本の農業の変革が、今たしかに、梅干しからはじまっています。

梅ボーイズはビジョンに共感し農業を全力で変えたい!という学生メンバーを募集中です。販売やPRなど、梅ボーイズの活動に興味のある方はぜひご連絡を!

梅ボーイズ・山本さんTwitter:@umeboys_2019
梅ボーイズHP「夢の国」:https://umenokuni.com/

About なかい りよう

なかい りよう
1999年生まれ。静岡出身。中学・高校と部活漬けの毎日を過ごす。 その後、痔と血尿に悩まされる受験生活をへて、晴れて北海道大学に入学。 直近1年間のマイカー走行距離は32000Km。 趣味は、温泉・クリームパン食べ比べ・札幌-静岡間長距離ドライブ