トップページ > 北大LIFE > ”病気にかかわらず誰もが食事を楽しめる世界へ” 完全栄養チョコレート

”病気にかかわらず誰もが食事を楽しめる世界へ” 完全栄養チョコレート

年が明けてから早いもので
最初の1ヶ月がもう終わろうとしております。

みなさん、いかがおすごしでしょうか、なかいです。

さて、2月・3月といえば、バレンタインデーに、ホワイトデー!
ということで、本日はチョコレートの話題をお届けします。

お話をお聞きしたのは、北大医学部の学生でありながら、チョコレートで学生起業した中村恒星さん。

ただ、中村さんが開発するチョコレートは、お菓子のチョコレートではなく、完全栄養チョコレート

主に病気や治療によって噛んだり飲み込んだりといった”食べる”ことが難しい方のために栄養バランスを考えて開発されているものです。

北大は2つ目の大学だという中村さん。

なぜチョコレート開発の道へ進んだのか。
学生起業ってどうなの?
医学部生のチョコレート事業の将来は?

お話きいてきました。

患者を知らない治療薬研究

ー北大医学部の前に、富山大学の薬学部にいらっしゃったとお聞きしました。

中村さん:薬学部では、脊髄損傷の治療薬の研究をしていましたね。
けれど、薬の開発は、実際に患者さんがどんなことで困っているか、何が問題か全く知らないでやっていたんです。

ーなるほど

中村さん:患者さんと向き合わないで薬の開発だけしていても、患者さんのためになるイメージがつきにくい。それに研究者としての自分のモチベーションの維持も難しいと感じました。

ーそれで、医学部へ。

中村さん:現在の制度上、患者さんに向き合うためには医師が一番だと考え、編入学試験を受験し、北大の医学部へ入りました。

ー2回目の大学生活はいかがですか?

中村さん:同級生は社会人になり働いている人も多い中で、何か世の中に価値を生み出したいと考えました。そんな中で思いついたのが完全栄養チョコレートだったんです。

中村さんの完全栄養チョコレート開発の詳細はこちらをチェック↓
大切な人へ、食の喜びと栄養を贈る完全栄養チョコレート(READYFOR)

グレーな学生起業 ”その先”は?

ー実際に学生という身分で起業してみていかがですか?

中村さん:大学での勉強があるので、100%事業に力を注げるかと言ったら、それは無理です。しかし、僕が医学部生だからこそ気づくことや発想できることがあるかもしれないですよね。

ーそうですね。

中村さん:実際、大学の講義でチョコレートの開発に役立ちそうな知識とめぐりあったり、広大なキャンパスに様々な学生がいる北大だからこそ刺激を受けたりしています。学生と起業家。どっちつかずなグレーであることをネガティブにとらえないようにしていますね。

ーそんな中村さんのチョコレート事業は今後どうなっていくのですか?

中村さん:医学部卒業後は初期研修があるため会社の代表取締役を務められない、また今一緒にやってくれているメンバーが就職するなど、課題はたくさんあります。

ーそうなんですね。

中村さん:ただ、完全栄養チョコレートを世に残したい思いはあって。食べにくい人がチョコレートを食べるという選択を当たり前のようにできるような文化を作りたいです。

ー文化ですか。

中村さん:その文化を作るために、チョコレートの開発はもしかしたら大きい資本を持っている人がやったほうがいいのかもしれない。もちろん僕たちが続けたほうがいいのかもしれない。どちらにせよ、価値があるものを文化として世に残したいという思いは変わらないんです。

講義に、チョコレート開発に、勉強に。
大変お忙しい生活を送ってらっしゃるであろう中村さん。

しかし、きっと、いや、絶対に充実した時間を過ごされているのでしょう。
その忙しささえも「すごく生きてる感覚がするんですよ」と笑顔で語ってくださいました。

すてきな中村さんのチョコレートが
たくさんの方へ届きますよに。

中村さん、ありがとうございました!

中村さんTwitter:@kkkkosei777
クラウドファンディングページ
大切な人へ、食の喜びと栄養を贈る完全栄養チョコレート(READYFOR)

About なかい りよう

なかい りよう
1999年生まれ。静岡出身。中学・高校と部活漬けの毎日を過ごす。 その後、痔と血尿に悩まされる受験生活をへて、晴れて北海道大学に入学。 直近1年間のマイカー走行距離は32000Km。 趣味は、温泉・クリームパン食べ比べ・札幌-静岡間長距離ドライブ