JagaJagaでは、日々色とりどりの記事が躍る。
そんなJagaJagaで、WEBサイト運営、北大成績分布検索サービス「iNAZO」などを手掛け、JagaJagaを裏から支えるエンジニアがいることを、君は知っているだろうか。
今日は、その中の一人、北大工学部3年の小崎幸輝さんに話を聞いた。
エンジニアから見たJagaJagaの景色に迫る。
「JagaJagaとしてあなたの開発を応援したい」 偶然のツイートからJagaJaga入りへ
小崎さんは、生まれも育ちも札幌の生粋の道産子である。プログラミングを始めたのは高校2年の時。クラスメイトと共に、参考書を漁りながら、苦闘する毎日であった。
そんな小崎さんに転機が訪れたのは、大学2年の春。総合理系時代(大学1年の成績により、大学2年時以降の進学先が決まる北大独自の進級制度。農学部などの人気が高い学部を目指すのなら、1年次の高成績が必須になる)から使っていた成績分布検索システム「gsearch」が、突如としてサービス終了になったのだ。
「gsearch」が終了するのなら、今度は自分が「gsearch」に代わる新たなものを作りたい。そんな想いに突き動かされ、小崎さんの挑戦は始まった。挑戦の一環として、自らの進捗状況をTwitterで報告することも始めた。
そんな折、記念すべき第一弾のツイートをみて声をかけたのが、JagaJagaメンバーの小室光大さんだった。
「JagaJagaとしてあなたの開発を応援したい」
その一言でJagaJaga入りを決めた。
たまたまの進捗報告が、小室さんの目に止まったのだ。
誰もが知る「iNAZO」誕生へ
JagaJaga加入後は、小室さんなどとも協力しながら、「iNAZO」開発を進める。サーバ代などの経費面でもバックアップがあり、協力してくれる仲間もいる。たった一人での開発とは比べものにならない速さで、「iNAZO」誕生がすぐそこまで迫っていた。
そして開発に取り掛かってから、わずか2ヶ月。「iNAZO」が誕生した。リリース後「iNAZO」は、北大生の中で大きなブームになり、今では「成績分布はiNAZOで調べる」ことは当たり前のことだ。
「iNAZO」のスクリーンショットがTwitterに流れ、食堂では「gsearch」に代わって「iNAZO」の名を聞くようになった。
それは「gsearch」に代わる新たなものを生み出したいという熱い想いが、成就した瞬間であった。
JagaJagaでは、自分のやりたいを「形」にできる
「iNAZO」誕生から、一年以上経った今でも、「iNAZO」への新機能搭載など、まだまだやりたいことがあると小崎さんは語る。
「JagaJagaからの金銭的な支援もあるし、広報力があるJagaJagaだからこそ、自分の開発に対するフィードバックも見えやすい。JagaJagaに入れば、自分のやりたいことを心置きなくできますよ」とJagaJagaの魅力を語る小崎さん。
小崎さんのあくなき探求は、まだ道半ばだ。
取材・執筆:永津篤史
アイキャッチ写真:小室光大
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