みなさん、映画はお好きですか?
今年の夏も「君の名は」「シン・ゴジラ」など、数々の映画が世に送り出されました。このような映画を産み出す「映画監督」。その卵とも言える学生達が、札幌で自作の映画を披露する映画祭が、明日10/14に行われます。
その名も「試される映画祭2016」
札幌の学生映画界をもっと盛り上げたい!と札幌圏内の大学生が中心になり実行委員会を立ち上げ、今年の6月に北海道大学学校祭でプレイベントを実施しました。そして、今年の10月に本イベント「試される映画祭」を企画しています。「試される映画祭によって、札幌から学生映画界を活性化したい!」という意気込みで進めている状況です。
1、学生映画祭とはなにか。
はっきり言うとこれはただの映画祭ではありません、学生映画を上映する「学生」映画祭です。学生がやるからには、僕たちから発信できるような学生の映画祭が必要だ。と思ったのです。だから、学生映画祭なのです。
札幌には学生映画祭がなく、現状北海道自体にも今はありません。しかし、全国を見渡してみると、各所に学生映画祭があります。学生の時期からから多くのことを発信し、切磋琢磨しあいます。この点から、全国にはそうした学生時代から発信、受容したりするなどの拠点が多くあると言えるでしょう。
こうしたことは、日本の映像文化の貢献になっているといえます。現に学生時代から学生映画祭で上映されたことを起点にして、業界で活躍している人たちが多くいます。また、学生映画祭によってこうした目指すものが一緒の学生同士や審査員として監督さんやカメラマンの方などの方との交流の機会をもうけることはそこでの繋がりを増やすきっかけになっているとも考えています。
だから、学生が主催して学生の気持ちを汲んだ学生映画祭にすることで、同志との繋がりなどを深めて、日本ひいては札幌の映像文化に貢献していけるような仕組みを作って行ければと考えています。
日本といってもここは札幌。いわゆる都心、東京からは遠く離れています。かつ、学生映画の魅力についてはあまり理解されていません。
であれば、札幌独自の学生映画の流れをつくり、札幌が学生映画の中心になれるようなイベントを作ることで魅力を発信できるようにするそれが、今札幌の学生にできること。
そうした意図をもって北海道の旧コンセプト「試される大地」のイメージから「試される映画祭」と命名しました。この名前に関してはダサいなどの意見が多かったですが、学生映画の挑戦、学生映画祭自体の挑戦、運営する学生の挑戦、観客自身の見たことないものへの挑戦そうした様々なものから自分達が「試される=挑戦」の意図をもってしています。
スマホや安価なカメラの登場によってこれからも、「映像」は甚だしい発展をとげると考えています。そうした映像文化を支える優秀な「監督」を札幌から、また札幌に排出できれば、またその映像文化を盛り上げるために、僕たちが動いていく必要があると考えています。
2、10月14日、札幌初国際学生映画祭、胎動。
そうした中で、本祭公募にはプレイベントからの応募作品を含めて累計で52作品の応募がありました。東京大学、近畿大学、関西学院大学・・・。なんと、高校生からの応募もあり、その中の10作品が試される映画祭のオフィシャルコンペイン作品として上映されます。
さわる(前田聖来監督 / 清泉女子大学)
幸せなおしまい(北村和希監督 / 近畿大学)
ワラビフラッシュオーバー(工藤寛顕/北海道科学大学)
など10作品。
また、審査員に関していえば、第一に北海道、ここ札幌で行うからこそ、札幌の人間が審査する必要がある。第二にそうした人の中でも、札幌から全国規模を展開している監督に審査してもらう必要がある。そして、第三に国際学生映画祭を目指すため、国際的な審査員をお呼びする必要があるだろう。第四に学生からの審査の目線も大切だ。ということで、以下の審査員をお呼びしています。
早川 渉
1964年、名古屋生まれ。
北大入学後、自主制作映画を始める。1999年、処女長編映画「7/25【nana-ni-go】」がカンヌ国際映画祭国際批評家週間に正式出品された。 2006年には堺雅人主演の長編第2作「壁男」を監督。CMディレクターとして「登別クマ牧場」「セイコーマート」なども手掛ける。現在、東海大学札幌 キャンパスデザイン文化学科講師を務めながら、北海道を活動拠点に映画作りを続けている。
劉 宇晧(リゥ ユ ハゥ)
Alive(アライブ) という名前で札幌と台北に活動する映像作家。台湾出身。
台湾ではショートフィルム、ミュージックビデオ、コマーシャルフィルムを手掛け、「Silver Award of SONY 4K Short Film Contest」ではショートフィルム銀賞を受賞。
逢坂 芳郎
北海道・十勝出身。映像作家。ニューヨーク市立大学ブルックリン校映画制作学科卒。
東京を拠点に国内外でコマーシャル映像を制作する傍ら自主映画制作を行う。2015年には北海道・十勝と台湾で撮影した「My Little guidebook」を監督した。今秋、続編である「My Little guidebook -ICE-」YouTube上にて公開。試される映画祭2016プレイベント審査員長。
千村聡美さん
藤女子大学3年。クラークシアター企画。
そうした先見つめた学生のいまを映し出した「映画」を見に、
【10月14日(金)18:30~ディノスシネマズ札幌劇場3番スクリーン】に来てみませんか?
『試される映画祭』
開催日時:2016年10月14日(金) 開演は、18:30~途中休憩込みで約3時間
開催場所:札幌の映画館(ディノスシネマズ札幌劇場)
チケット:前売500円、当日800円
内容:学生映画14作品(コンペイン10作品、ホストスクリーニング企画4作品)の上映
ウェブサイト:http://tamesarerusssff.themedia.jp
mail:sapporo.film.tamesareru@gmail.com