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「家、ついて行ってイイですか?」北大生ver. vol.1

 

「つくしのこ」を後にし、向かうは山﨑宅です。移動すること3分。

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山﨑宅、到着です。

 

家、ついて行きました

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ドアに貼ってある謎のキャラクター

これ、「飛び出し坊や」っていうんです。滋賀県の交通安全啓発のゆるキャラです。

―入り口から滋賀愛が強い。

img_3714玄関から見た部屋はこんな感じ。

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初対面の人の家に上がり込む、という行動に変な背徳感を感じながら部屋を物色します。

まず目に入ったのがこちら。

img_3723―ビートルズお好きなんですね

音楽は結構聞きますね。レコードもあるんですよ。

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―うわ、家にレコードある大学生ってなかなかいないよ。

どうせなんでレコードかけますか。

 

(ぷわ~ん♪)

 

―(エロい…なんか部屋の雰囲気がエロく大人びた風になった…)

ギターも置いてある
ギターも置いてある

―あ、ここに食べかけの飯が

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これは食べようと思ったら、試験科目を間違えていて、急いで家を出たから食べられなかった、その残りです。家にある残り物を全部煮込んでみました。まずかったです。

―まあ確かにまずそう。

 

―これ全部教科書ですか。量がえぐいですね。英語で書かれてるのもある…

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img_3720 「寝転んで読める」とか「楽勝」とかそういう言葉に弱いんですよ。

実際読んでみたら、全然頭に入ってこなかったですけど(笑)

ぶっちゃけ一日ドンくらい勉強してるんですか

いやぁまー、常に勉強ですよ。ずっとしてますね(笑)

―自らを省みてしまうな…

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―北海道の地図を載せているのは

行ったところの道筋を書いておこうと。北海道はだいたい全部行きましたね。

―まあ6年あれば行けちゃうか

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―ミスドのカード、期限きれてますね(笑)297ポイントもためたのに…

今では思い出の品です…

―ポイント貯めたけど使えず終わる。ミスドカードあるあるかもしれませんね。

 

―何よりも気になるのはこの絵の数々ですね。

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―これ全部自分で書いたやつなんですか?

そうですね、元々描いていて、趣味なんです。

―こういうのって描くのにどれくらい時間かかるんですか。

その時のインスピレーションにもよりますね。

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―この絵はいったい…

これは、大野池をせっせと琵琶湖に改造している絵ですね。滋賀県民会の広報用に描いたものです。

―さっきから気になるんですけど、この絵に出てくる人々は何者なんですか?

これは“Smith”と呼んでます。Smithっていうのはより一般的な人の象徴として作っていて。そこに自分を投影するってことですね。

―全然よくわかんない。

目を書いてないので。そこに自分を投影できれば、そういう意味合いです

―何言ってんのこいつ。

 

―となると、このおじいさんも何かしらの特殊な意味が?

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いえ、これは青木のおじいちゃんです。

―青木出しゃばりすぎ。もはや青木本人ですらない。

北大生活 6年目

 

―6年間、長かったですか

そりゃもう長かったですよ、早く卒業したいです(笑)

4年までは早かったんですが、5,6年が長すぎる。

いまはただ早く卒業したい。

滋賀県の地酒「七本鎗」を大事そうに抱える山﨑さん
滋賀県の地酒「七本鎗」を大事そうに抱える山﨑さん

―ご自身の大学生活のピークってどこでしたか?

いやもう今ですよ、今。今が一番楽しいです。

やっぱり今日が一番じゃないですか。今日を一番に楽しむのがモットーです。

 

―北大生にメッセージ・伝えたいことはありますか。

う~ん…

北大生は群れすぎだと思います。

―群れると何がよくない?

群れると独創性が生まれない。

何かに属すことはいいとは思うんですが、学校でも一人では何もできないだとか。そういうのは…。

もっと孤独に慣れて、孤独を楽しめないと、人生を楽しめないと、そう思います。

 

―ありがとうございました。では、そろそろ退散します…

 

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左からのっち(編)、山﨑さん、服部さん、中村幹(編)

 

 

突然の取材に快く応じてくださった山﨑さん。

そのお家には、滋賀への強い愛情と、医者への志、そして「孤独を楽しむ」哲学がありました。

 

 

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「家、ついて行ってイイですか?」北大生ver. vol.1

これにて終了です。

如何でしたか?

 

企画当初はごく普通の北大生を取材するつもりだったのですが、図らずも特別な北大生を掘り出してしまいました。

 

いや、もしかすると、どんなに「ふつう」に見えている北大生も、掘り下げて人生を垣間見てみると、誰しもが特別な北大生なのかもしれません。

 

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次は、あなたのおうちにお邪魔します…

 

About ヤマモト ヒロキ

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JagaJaga編集長。寒いのが苦手。