やっと日常を取り戻しつつある今日この頃。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
最近はクリームパンの食べ歩きにはまっております、なかいです。
さて、今回は、書道の話題。
芸術って、なにが「良いもの」か、素人にはわからないですよね…。
そんな中、芸術や書道に壁を感じる人にも書道のおもしろさを届けたいと活動されている方がいます。北大OBで書家の栗田ノブヒサさんです。
さっそく、お話聞いてきました…!
這い上がった高校時代
栗田さんは、高校時代、書道未経験ながら強豪・札幌北高校書道部に入部。
最終的に書道の全国大会で2位の実力をつけるものの、最初は大変だったそうです。
「はじめは顧問の先生も僕の作品を見てくれなくて。周りと比べたら、本当に下手だったし仕方ないんですけどね」
そんな日々を過ごす中で、ある時、高校書道は、努力次第で這い上がれると気づいたといいます。
「大会では優劣がはっきり決められます。ということは優劣を決める基準があるはず。その基準を知るために、まず大会で賞を取った作品をひとつひとつ見ることから始めました」
評価の法則を捉えて練習を重ねていくと、徐々に先生も栗田さんの作品を見てくれるように。
さらに、貴重なアドバイスの機会を無駄にしないよう「二度と同じ指摘を受けない」ことを意識したそうです。
その甲斐あって、実力はめきめき上達。
高校最後には全国2位の実績を残しました。
答えのない世界で 生きていく
大学入学後それまで北大になかった書道部を創設。
また、大会で日本一になったり、
海外へもパフォーマンスしに行ったりと活躍。
そして、就職活動の時期を迎えます。
「就活していても、5年後の自分がどうなっているか全く想像できなかったんです。見えない未来へ”とりあえず”踏み出すことが僕にはできなかった」
卒業後、何があっても成功するまでやり続けたいことは何か。
そこで、やはり書道なのではないかと思い始めます。
同じ頃、企業からロゴを書いてくれないかとの打診が。
書道という武器があれば堂々と社会でやっていけると感じたといいます。
しかし、学生でも社会人になっても、ただ大会で優劣を決めるだけ。そんな書道にいったい何の意味があるんだろうと栗田さんは考え始めました。
情報の発信にも、SNSやYoutubeを活用。
「芸術や書道に対して壁を感じている人に届けられたらと思います」
もっと、いろんな書道があっていい。
書道はもっと身近でもいい。
書道を日の当たる場所へ。
書道界のルーキーは、今、答えのない世界で奮闘しています。
栗田さんYoutube: https://www.youtube.com/channel/UCFkk_pv4dkxQfXwesl46uxA/featured
栗田さんTwitter:@s3009k
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