正解はアスパラ。
育つとあんな姿に成長するとは思ってもいませんでした。
タケノコみたいにちっちゃい時に収穫するそうです。
畑だけではなくて倉庫の機械の操作を体験したりと
一通り見学させていただいた私たちは農家さんにお別れを告げてBBQ会場へと向かいます。
1日目午後6:00―絶品BBQ―
晩御飯は栗山町の若い農家さんたちで構成された団体4Hクラブの皆さんを交えて交流BBQ。
4Hクラブの方々は私たちと同年代の方も何人もいるほど若く、抱いていた農家が高齢というイメージがひっくり返りました。
「農家は酒飲むから…」と準備されたビール20Lと、
伝説の武器みたいなかまどで炊かれたお米。
農家さんが持ってきてくださったとれたて野菜、
誰もが好きな肉、肉、肉。
そして話を肴に酒も米もどんどんなくなっていき、栗山の夜は更けていきます。
たらふく飲んで、食べて、語って。
気づけば辺りは真っ暗。
皿を片付けながら見上げる空の広いこと広いこと。
曇りで星が見えない分、晴れてる日にまた来たいという思いが強まりました。
1日目午後11:00―ババ抜き、語らい、就寝―
宿舎に帰宅し、風呂を済ませ、外泊恒例のトランプをして就寝しました。
2日目午前9:00―うどんのコシの癖がすごい―
スマホをアラームに使うことも許されない本イベント、太陽とともに目覚めねばいけません。
ですがご心配はご無用。
都市の喧騒のない栗山町では鳥の声と窓から差し込む日差しで、自然と気持ちよく目覚められます。
僕は寝坊しました。
立つ鳥跡を濁さず、宿を掃除してから宿にお別れを告げました。
2日目のイベントは4Hクラブの方々に教わるうどん教室。
栗山独自の品種、ゆめちから、という品種の小麦を使います。
こね終えた生地を寝かしておく時間には、小麦に関する授業を受けます。
これにはゆるキャラ「くりどん」が同席しました。
あざとい口元、つぶらな瞳、丸い2.5等身。
そりゃかわいいです。
授業後はうどんを打って麺にしていきます。
とにかく言われた「できるだけ細くした方がいい」という言葉。
真意を知らない私たちはそれなりの細さで妥協します。
麺をゆでている間に朝採ってきてくださったニンジンとさつまいもでかき揚げを作ってくれました。
ゆで終わった麺に早速載せて…、
桶「いただきまー…ん??」
4H「これ朝とってきたサニーレタス」
4H「これも朝とってきた若いメロン」
4H「これとってきた大葉ね」
4H「これうちのネギだから」
気づけばみんなのお椀が山盛りに。
というかもはやこぼれてます。
栗山のサービス精神ヤベえ。
ついさっき受けた授業によると、栗山で栽培されているゆめちからは「強力粉」を超えた「超強力粉」。
超強力なグルテンでこのうどんは超もっちもち。
未体験の歯ごたえで半分にも満たないうちにお腹が満たされました。
とはいえ採れたての野菜のうまさは段違い。
がつがつ食べ進めて、何とか完食…と思いきや
4H「おかわりあるよ」
栗山町の優しさは、二郎大ラーメンにも匹敵します。
早いものでうどん教室が終われば、4Hクラブの皆さんともお別れ。
大学生と同じようなくだらない話の中だけじゃなく、農業の真剣な話もしてくれた彼らは、自分より一回り大きく見えました。