2日目午後1:00―デジタル奪還さらば栗山―
栗山町でのメインコンテンツを終えた私たちはデトックス終了の証としてデジタルを受け取り、バスまでの時間栗山町の観光をしていました。
酒蔵で地酒の試飲をし、名産のくりやまコロッケをほおばっている間に不思議なことに思い当ります。
「抱いていたイメージと違う。」
勝手な思い込みで農村地域は地域間での結束が強く、よそ者には排他的だとばかり思っていました。
栗山町の方々はたった2日間でしたが本当に親切に接してくださいました。
言うまでもなく自然も食も、都市のそれとは段違いでした。
人柄だけではありません。
私たちが泊まった宿も農業を志す人に提供する宿でしたし、新規就農の方も地域おこし協力隊の方々がサポートしてくださいます。
気づけば「人」を、という単位ではなく、「栗山町」という単位で好きになっていました。
バスへ歩いている間に、当イベントの企画者山本さんは語ってくれました。
「知れば、知るほどに好きになる。本当にこの町は奥が深い」
最後に地元の野菜を市場で購入し、名残り惜しくバスに乗り込みました。
本当に栗山町の皆さんありがとうございました。
2日目午後6:00―おわりに―
バスに揺られて、栗山の良さに浸りながら家までたどり着くと、一切スマホを触っていないことに気が付きます。
この記事を書く今もなお、以前ほどのスマホ依存はなく、生活に余裕があるように感じます。
栗山町をほんの少しでしたが知れて、生活に余裕が生まれた有意義な2日であったと感じます。
この思いを少しでも誰かに還元しようと、山本編集長を呼び出し、買った野菜を振る舞います。
桶「これが若いメロンで甘くはないんだけど、お浸しにすると食感が最高。こっちがズッキーニで、焼いて塩かけるだけでもう絶品。んでこっちが栗まんじゅうで」
山本「いや、それはいいんだけど」
桶「ん?」
山本「お前服着てなくね?」
もはや自分自身がデジタルとなってしまった現代人は、デジタルを捨てると自分自身という思わぬ代償を払うことになるようです。
私はこの2日間土日に残してしまった宿題をしに大学へ向かうとします。
それではさようなら。
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