灯台下暗し。
みなさんも経験がおありだろう。大切なものほど身近に存在し、普段は見えにくいものである。
北大15条門を出てすぐ、北大から徒歩15秒という立地。走れば5秒。ボルトなら4秒を切るだろう。
そんな最高な立地にも関わらず、あま り口コミを聞かない謎のお店。赤い暖簾がトレードマークの、『お食事の店 つむぎ』。
近すぎて逆に入れないのだろうか、北大生が普段足を踏み入れることのない謎の定食屋に行ってきました。
若干の緊張とともに入店。
がしかし、入る前に第一の関門。
なかなか開かない。
何度か押してやっと開きます。ギリギリ自動ドアって感じです。試されてます。この店は客を選ぶのかもしれません。
本当に上のキワを押さないと開かないのでご来店の際はご注意を。
店内は昔ながらの定食屋の様相です。
ちょっと床がベタベタしていますね。いや、いい意味で。
メニューがこちら。
これ、ちょっと縦に詰まりすぎじゃないかな〜。
どれがいくらか良くわからない。
第二の関門です。試されてますね。いい視力検査になりそうです。
もはやアトラクションのように次々と関門が仕掛けられている「つむぎ」。食べるまでが一苦労です。混雑ゾーンに隠されるように書いてあった「肉イタメ定食」を注文。値段はもう気にしない。
食事が運ばれてくるまでしばし歓談。
この店、なんと始めて40年の老舗だそう。 お店を始めた当初のラーメンの値段は140円だったというから驚きです。時代を感じますね。
40年もの間、ご主人と奥様の二人三脚で店を切り盛りしてきたとのこと。 今まで、苦しいことも楽しいことも、数々の修羅場を潜り抜けてきたことでしょう。 二人とこの店の歴史を思うと、壊れかけの自動ドアも、べたつく床も、見づらいメニュー も、
途端にいとおしく思えてきます。
と、ここで「肉イタメ定食」到着!予想を超えた品数とクオリティをそろえてきました! 肉野菜炒め、ごはん、しめ鯖、納豆、白菜の浅漬け、ほうれん草のおひたし、味噌汁と計7 品。 栄養バランス満点、普段ジャンキーな食生活になりがちな北大生にはぴったりですね。 ボリュームも多く、食べ盛りの男子学生にもぴったりです。腹膨れました。
まるで実家のごはんのように安心感のある定食です。
おもわず福岡のおかんに思いを馳せる中村。
毎日二郎系ラーメンを食らう北大生、
一人暮らしで実家の飯が恋しい北大生、
壊れかけの自動ドアの中で、栄養満点メニューを食べてほっと安心してみてはいかがでしょうか。
味噌ラーメンはごく普通でした。普通にうまい。
中の上って感じです。
●Jagaグルメ5食目→南門に吹くアジアの風、とりあえず行ってみんしゃい【鉄焼きSAKABAハナ】