”ボランティア” ”社会課題” ”NPO”
これらの言葉をきいたとき、あなたはどんなことを考えますか?
利己的な私は、”他人事”だと思ってしまいます。
貧困、教育、地域、介護、家族など
いたるところに、たくさんの社会課題があふれている現代。
正直、自分一人が社会に与える力は、たかが知れている……。
半ば、あきらめに近い他人事感が、私の心を埋め尽くします。
一方で、それらに真摯に向き合う人がいます。
Social Base Sapporo のみなさんです。
NPOや学生団体に所属し、社会課題に向き合う学生は少なくありません。
しかし、いざ就職すると、それらと無縁になってしまう人がほとんど。
そんな中、社会人になってもなお、社会課題解決にむけ試行錯誤するのはなぜか。
Social Base Sapporo の代表 井上優太さんにお話きいてきました。
”自己責任”でかたづけていいのか
社会人として仕事を持つかたわら、休日にはNPO法人ezorockでも活動している井上さん。
学生時代にはさまざまなNPOや学生団体に属し、精力的に活動していたそうです。
ー 社会課題 は「絶対にひとりで解決できない」と言っても過言ではないですよね。そんななか、社会課題に向き合い続けるのはどうしてですか?
井上さん:僕は「ある人が抱えている問題は、その人自身がどうにかすればいい」のような考えの社会がすごく嫌だなと思っています。
ーと、いいますと。
井上さん:たとえば貧困状態にある人は、彼ら自身のせいでその状況に陥ってるかもしれない。
でもそれ以外に、社会からなにかしらの影響をうけて、そうならざるを得なくなる部分もあるわけで。
僕はそれを「自己責任だよね」と、簡単にかたづけることはできないですね。
ーなるほど。
井上さん:一見、人のために活動しているようですが、結局のところ自分のやりたいことをしているわけで。そういう意味では、僕も利己的なんですよ。
だれもが何でも話せる”基地”へ
学生時代、社会課題解決に向け活動していた仲間が、再集結する。
それが Social Base Sapporo です。
課題に対する漠然とした議論だけでなく
NPOの事業計画や会計から切り込む具体的な話も尽きないそう。
井上さん:一度社会に出たことで、学生時代に意識できなかった面から考えられるようになったと感じます。
ーなるほど。
井上さん:だからこそ、僕と同じように社会課題やNPOに興味のある学生と話してみたいですね。
Social Base Sapporo では、社会的な立場にとらわれない議論や実践を積んでいくつもりです。
札幌で、NPOやボランティア、そして社会課題などに興味のある人の基地(=Base)になればと思います。
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