優勝インタビュー
優勝インタビュー
―皆川選手、レジさばき女王選手権、見事優勝しましたご感想は?
いえいえ、もう恐縮です。でもやっぱり嬉しいですね。
―勤務歴は?
食堂に勤務しているのは今年で11年目になります。タイムカードの順番もかなり早めになってきて、ベテランになってきたかと思います。
―カード専用レジを抑えての優勝ですが、レジを早くさばくコツなどはあるのですか?
ん~~~、なんでしょう…
やはり常に先を見ることでしょうか?
―先を…見る…!?
自分の中では、次のお客様のお盆を視界に入れながらやっています。でもやっぱり目の前のお客様のレジを間違えないことが何よりも第一なので、ただ目の前のお客様に必死に汗だくになっています。
―目の前の相手に対峙しながらも、次の獲物を捕らえるために視野を広く保つ。さすがメッシ。
北食 裏事情
―お昼の北食って激混みですよね。厨房やレジも鬼忙しいのでは?
どの部署でもみんなお昼は忙しいです。北食は1日で約4000人が利用しています。席は1000席程度あるのですが、それでも昼はビッチリ埋まりますね。
―どんな方が働いているのですか?
パートが60人近く、夜は学生アルバイトさんにも来ていただいて朝昼晩の3交代制でやってます。主婦層が多いですね、中には若い方もいますが。
―みなさん仲がいいのですか?
みなさん仲良くやっています。ボーリング大会なんかもあったり。私は全然下手ですけど(笑)。
―皆川さんのボーリング姿見てみたいっす。
他にもみんなで飲み会開いたりします。よく18条の黄金の串で飲んでますよ。
―めっちゃ近い!(笑)
メッシから見る北大生
―北大生を見続けて11年。何を思いますか?
末っ子が22歳なので、なんだか息子のように思えますね。
―北大生の食生活をどう見ますか?
昔に比べると、今のほうが健康的な食事をとってる学生さんが多くて感心しています。スポーツやっている学生さんが丼ぶり大とラーメンを一度に両方食べたりとか、それは変わりませんね。
―記憶に残っているお盆はありますか?
留学生の方で、サラダバーでパイナップルを500円以上買っていく方がいて、すごく記憶に残ってます。その方は毎回連続してフルーツを頼んで、時にはキウイ、時には桃を山盛りにして買ったり。
―フルーツランドから来た学生ですかね。違うか。
“ジャン”をやる学生も印象に残ったりします。ジャンに負けた学生を見ると、「次頑張ってね」という気持ちになります(笑)私たちもジャンで支えられているようなところもあるので、温かく見守っております。
ージャンに支えられている食堂ってのもどうなんですかね。
※ジャンとは…じゃんけんをし、敗者が勝者にジュースやお菓子などをおごる。大勢でやる場合、負けた際のリスクは高い。北大の文化の一つ。
皆川’s off
―学生時代はどんな思い出が?
それこそ高校出て働いたので、高校しか学生時代はないです。楽しかったですね、働いて家庭に入ったら本当にあっという間でした。学生時代は戻りたいけど戻れない。子供たちもあっという間に大きくなってしまったので、今は学生さん相手に毎日楽しくさせてもらっています。
―休日は何を?
月から土曜まで北食で働いているので、日曜日は家の食料品の買い出しに行きます。
―日曜まで食べ物を…(笑)
あとは韓国ドラマを見たりですかね。お菓子を作ったり。趣味の編み物もしたりしています。
―ちなみに、好きな男性のタイプは?
えええええ~~~////
そんな、言えないですぅ…////
―(え、なんでだろ、あれ?ちょっと萌える、あれ?)
最後に
―皆川さんのファンの方、また北大生に向けて一言いただけますか?
最初は大変でしたが、今は大変というよりも楽しませていただいています。また、名前を憶えて頂けたりだとか、こういった取材だとかは励みになります。ご期待に沿えるように、年齢に負けないように日々精進していきます。
北食一同、朝のモーニングから夜の夜定まで懸命に働いていますので、一日何回でも足を運んでください!
北食に勤めて11年。皆川さんの驚異的なレジさばきの裏には、長い歳月をかけた地道な努力と学生への深い愛がありました。
北大生の多くは一人暮らし。親元を離れた今、ここ北食に第二の食卓、第二の母親を求めてみてはいかがでしょうか。
バランスのとれたメニューや季節の食材、そしてメッシもいます。
毎日でも通いましょう!
まずは明日の朝メッシから!
……違うか。