私は、生来下品でエロティックな物に興味があります。
コンビニのエロ本コーナー、あんなもの必要でしょうか?教育に悪影響を及ぼします。でもついつい見ちゃいます。トイレ行くふりして横目で見ちゃいます。
スマホに出てくるエロバナー、下品極まりない。邪魔です。しかし、押してしまいたいという衝動に駆られるときも、あります。何なら間違えたふりして押します。
ススキノのピンク街。あらゆる欲望を詰め込んだ未知なる空間は私の好奇心を駆り立てます。100万当たったらススキノに直行します。
そんな私には、もう一つ、気になって止まないものがあります。
札幌のど真ん中、北大の目の前の通り沿いに我が物顔でそびえたつ、
赤い暖簾と建物がトレードマークの
そう、ここ
「珍萬(ちんまん)」です。
え、なにこれ、
いや、だってこれもう、ちん○とまん○じゃん。絶対そうじゃん。
何これ?キャバクラ?ヘルス?…え?中華料理屋?
そういうプレイ?チャイナドレス的な?
と、いうことで行って参りました。
北10条西4 「珍萬(ちんまん)」!!
入るとそこは多くの男性客でにぎわっています。
キャバクラの待合室のような微妙な緊張感の中、着席。
ちょっとだけ机がべたついてます。あれ?なんのべたつきかな?
メニューはかなり豊富、かつおいしそうです。
ただ、メニュー名が何かしらのプレイの隠喩である可能性は大いにあります。気を付けて選びます。
数ある中から「スタミナジュージュー ¥640」を選択。攻めます。もちろん卵入り。
心配そうな面持ちでスタミナジュージューを待つ中村氏。
どんなジュージューが来るのか。
いや、もしかしてジュージューされるのか?私たちがジュージューされてしまうのか?
焦りと期待を胸に待つこと10分。
予想以上のジュージューでした。
いやもうジュージューどころの騒ぎじゃない。
もうドロッドロのグチュグチュです!そりゃ机もべたつきますわ!
食べるまえにジュージューたちの救出作業から入ります。
掬い上げては中に入れて、中に入れては溢れ出ての繰り返し。
俗にいう珍萬ループです。
あふれんばかりの珍萬汁をすくいあげるように食べます。
結局ジュージューの正体が何かなんて不明。
だいたいこんなハードな食べ方させるメニューもどうかしてるだろ。
何入ってるかわかんないし、
こんなビジュアルでうまいわけ……
旨いんですわこれが。
いやもう口の中ジュージュー。
材料が何かとか食感とか机のべたつきとか、もうどうでもいい。
スタミナがジュージュー。
唾液がどばっどば。
ちんがまんまん。
むさぼるように食べます。
ジュージューの虜です。
やたらセクシーな名前も、奇怪なビジュアルも、
すべてはこの感動のための伏線でしかなかったのですね。
気が付けば最後の一口を残すのみ。
皿に残ったジュージューたちを心を鬼にして口に放り込みます。
あっという間の完食です。
最後は別れすら惜しい。
また来たくなるような怪しい中毒性を漂わせる。
そんな名店でした。
ハラペコムラムラ、そんなときは「珍萬」へGO
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